太もも(ハムストリング)の肉離れはお任せください！

ハムストリングの肉離れが、一般的に治りにくいのには、3つの理由があります。

①急性期はアイシング
②急性期は炎症が強いため患部は触らずとにかく安静にする
③ハムストリングを柔らかく戻す施術が中心

これらは全て、一般的に常識とされていますが、実はハムストリングの治りを遅くします。
そういう施術をしている院がほとんどではないかと思います。

①急性期はアイシングし、安静にして数日後から
ハムストリングの筋肉の肉離れを起こしている部分に対して、鍼や整体、指圧やマッサージ、電気機器などで施術をする場合がほとんどです。

これがまず間違っていまして、まず、最新の研究では肉離れに対して、アイシングは完治を長引かせると言われており、受傷後2〜3日はセルフケアとしてはバンテージなどで圧迫しておくだけが一番良いです。

②炎症がある急性期は安静にして触らない方がいいと言われますが、患部周囲をしっかり施術することによって、早く炎症を引かせる方法があります。
これをしておかないと炎症は広がりやすく、結果的に患部は広がります。
受傷後すぐに施術を開始する事が一番早く良くなるポイントです。

③ハムストリングに栄養を送り治りを早くするのに大切なポイントは、大内転筋の柔らかさです。
かなり深層の筋肉になりますので、そこまで施術していない院がほとんどです。
「ずっと治らない」と言われる方は、これが原因です。

以上の理由から、他院ではなかなかスッキリと治らない事が多いと感じています。

太ももの後ろには、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋という筋肉があり、これらをまとめてハムストリングといいます。
ハムストリングの肉離れはこれらのいずれかの筋肉を痛めている(肉離れしている)状態です。
一般的には、損傷の程度によりⅠ度からⅢ度に分類されます。

【Ⅰ度　筋肉部分損傷】
歩行可能も痛みあり。皮下出血なし。筋肉痛に似た痛みを感じる。全治4～6週ほど。

【Ⅱ度　筋肉部分断裂】
強い痛みがあるため歩行困難。皮下出血あり。
受傷時に「バンッ」と音がする感じ、蹴られた(殴られた)ような感じ。全治6～8週ほど。

【Ⅲ度　筋肉完全断裂】
痛みがかなり強く受傷時から歩行不可。皮下出血あり。全治3ヵ月ほど。

この障害は、一般的に安静していてもあまりスッキリ治りません。
また、痛みを引きずるほどに、それをかばう部分が疲労し身体の使い体、バランスが変わってしまい、余計に改善しにくくなりますので、
受傷後から少しでも早く施術を開始する事が大切です。

急性期に来られた場合は、痛めたところの周囲を徹底的に施術します。またバンテージなどで患部を圧迫してます。
そうする事で、炎症を早く治め腫れを防ぎます。
しばらくすると、急性期の炎症は治ってきますので痛めた部分の施術に入ります。

また、太ももの血流はより深層を流れており、ハムストリングに血流をたくさん送り込む事が大切になりますので、ハムストリングよりもさらに深層の内転筋群もほぐすようにしていきます。
そうする事で、ハムストリングの肉離れの傷はより早く回復するようになります。

ハムストリングの肉離れは、スポーツ現場で頻繁に起こるもので、どの病院や施術所でも対応してくれます。

しかし、どれだけ早く良くしていくかという点で当院は大きな自信を持っています。
1日も早く復帰できるようにいたします。

また、ずっと治らない方も多いケガになりますので、そのような方も是非お越しくださいませ。

Crazy鍼灸整体院　烏丸御池院
中澤克夫